プラスチック金型高速加工機のご紹介
高速加工機(V55・V77)
稲垣金型製作所では、V55・V77(高速加工機)を使用し、加工物の実測を徹底して行い、加工誤差を極限まで少なくするように心がけています。
また、仕上げ工程での時間ロスを最小限にする努力をしております。
■ツール(刃物)の芯振れ精度1000分の1まで求め、高速回転・高速送りで良好な面精度を常に追及し続けています
■放電加工レス化の実現に向け、深い物の加工物には焼バメ方式を使用して加工しています
■高速回転加工により、最小R0.1までの微細加工を実現しております
■リブ加工においても、高速回転による切削により、高精度な面精度で離型性のよいリブ加工を追及しております
高速加工機を使用するメリット
V55
V55(パレットチェンジ有)にて、部品などの小物加工をメインに放電加工用電極も同時加工を行
っています。
パレットチェンジを有効に使い、複数のワークを自動加工で有効に切削させることで、稼動時間をアップさせ短納
期に対応しています。
■主軸回転速度 |
15〜14000min |
■主軸テーパ穴 |
7/24 テーパNO.40 |
V77
V77(大型高速加工機)は、主にメイン入子加工を行います。
30000回転の高回転主軸を使用し、高精度・高速加工を実現しています。
具体的には、高精度を保つために荒加工を他機で行い、仕上げ加工のみの加工で高精度(3D形状プラスマイナス0.02)を実現。
また、自動工具長測定器を装備しており、長時間の自動運転による機械本体の熱変位もツールごとに毎回自動で管理され、より高精度な加工を可能にします。
■主軸テーパ |
7/24 テーパNO.40 |
■最高回転数(オプション) |
30000min-1 |
■工具収納本数 |
20本(標準) |
製品紹介
この様な深物加工も高速化工機により切削で加工を行います。
極限まで放電加工を減らすため、自社独自の加工条件を駆使し加工過大負荷による製品面への食い込みを防ぐように、日々研究を行っております。
高速加工機によりATC(自動ツールチェンジ)を使用して、完全自動化で加工が行われます。
加工後の実測・寸法管理を徹底して行い、後工程により良い品質の加工物を送り出します。
機械精度維持は勿論ですが、エンドミル(刃物)を掴むチャック(ホルダー)の精度管理にも力を入れております。
機械精度がよくても、チャック(ホルダー)精度が悪ければ、より良い品質での加工は不可能と考えています。深物加工には、焼ばめチャックを使用して、放電レス化に力を入れております。